第2話

僕もまわりの友人もみんな地味なんだ。


でも別にそれでいい。


ただ少し、みんなはそれぞれ進み出していた。

僕はずっとフリーター。



今日は休みだから、スウェットで寝ながらYouTubeを見てた。



「あんた食っちゃ寝ばっかで太るんじゃないの?」


姉に冷たい目を向けられてもなんの感情もわかない。


猫のたぬ丸を腹に乗せて、また見ても見なくても何もならないような動画を見続けている。


そんな時、急にふと思ってしまった。


僕はいつまでこの生活を続けるんだろうか。

何か僕にできることはないんだろうか。


変わりたいと思った。



とりあえず、まずは酸素ボンベの準備だ。

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