2022/2/9「冬、君ってやつは」

一日の始まり最初に感じるは冷気

冷気は僕と布団の絆をより強固にして

二度寝の旅路へと誘う

冷気、君ってやつは本当に罪深い


旅路への誘惑を絶って次に感じるは光

光は真っ白な雪に反射して

寝ぼけた僕の身体を起こす

光、君ってやつは本当に優しい


起きた身体で次に感じるは味噌汁の温もり

温もりはこの時期に本領を発揮して

身体を芯から満たす

温もり、君ってやつは本当に心地よい


満たされた身体で次に感じるは再び冷気

外の冷気は寝ぼけた身体を起こすように吹き付けて

僕の背筋をピシッと伸ばす

冷気、君ってやつは本当におせっかいだ


雪も風も人々の足音も冬を伝えてくる

冬、君ってやつは本当に綺麗だ

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