恋に落ちる


「なあ、佐藤ちょっといいか?」

電話越しに友人の田中の声が聞こえる。

「ああ。なんだ?」

「実はさ、ちょっと誰にも言えないことがあって」

少しいいずらそうに小声で話す田中。

「実は……俺昨日会社の上でめっちゃ可愛い子を見つけたのよ」

「へー、いいなあ。俺もいっぺん会ってみてえ」

「いや、それは無理だよ。だって俺が昨日その子が恋に落ちる音を聞いたからね」

「ちぇっ、一目惚れでもされちまったってか??」

そう俺が聞くと田中は電話を切った。

少し嫌みっぽく言ってしまったのだろうか。

そう思い俺は次の日謝ることを決意した。











Thank you for reading!


これ書いてるときめっちゃ冷や汗掻いてました。

やっぱ夜に意味怖は危険やね。


解説

主人公の友達、田中はその屋上の女性の恋に落ちる音を聞いたそうですね。

それに対し主人公は一目惚れをされたのかと勘違いを起こしました。

実はこれ、「恋に落ちる音」じゃなくて「故意に落ちる音」なんですよね。

要するに田中はその可愛い女性の自殺を聞いてしまったと言うことです。


個人的に今結構怖がってます。

マジで、夜には投稿したくないけど夜は良く皆が読んでくれるから……期待しちゃう……。

また沢山の意味怖を投稿していきますので良かったらブックマーク登録や評価をしていってね。

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