恋に落ちる
「なあ、佐藤ちょっといいか?」
電話越しに友人の田中の声が聞こえる。
「ああ。なんだ?」
「実はさ、ちょっと誰にも言えないことがあって」
少しいいずらそうに小声で話す田中。
「実は……俺昨日会社の上でめっちゃ可愛い子を見つけたのよ」
「へー、いいなあ。俺もいっぺん会ってみてえ」
「いや、それは無理だよ。だって俺が昨日その子が恋に落ちる音を聞いたからね」
「ちぇっ、一目惚れでもされちまったってか??」
そう俺が聞くと田中は電話を切った。
少し嫌みっぽく言ってしまったのだろうか。
そう思い俺は次の日謝ることを決意した。
Thank you for reading!
これ書いてるときめっちゃ冷や汗掻いてました。
やっぱ夜に意味怖は危険やね。
解説
主人公の友達、田中はその屋上の女性の恋に落ちる音を聞いたそうですね。
それに対し主人公は一目惚れをされたのかと勘違いを起こしました。
実はこれ、「恋に落ちる音」じゃなくて「故意に落ちる音」なんですよね。
要するに田中はその可愛い女性の自殺を聞いてしまったと言うことです。
個人的に今結構怖がってます。
マジで、夜には投稿したくないけど夜は良く皆が読んでくれるから……期待しちゃう……。
また沢山の意味怖を投稿していきますので良かったらブックマーク登録や評価をしていってね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます