第10話 したたかなる反骨武人


 遊戯のような戦・・・・・

礼のある戦・・・・


 節度ある戦・・・・・


 「つかわないのか?」

「兵器を」


 角の無い重装兵・・・・・

盾を構え・・・・・


 装甲が輝き・・・・・

幾人もが群れ・・・・・・・・


 壁の如く・・・・・

障壁を展開させ・・・・・・


 ジョーはそんな彼らに・・・・・

使わないのかと尋ね・・・・・


 「「「そちらこそ」」」


 皆でこたえ・・・・・・


 ジョーは左手を振るい・・・・・

空に爆の字をいくつ浮かべ・・・・・・


 「ヒュウ」


 呼気音を響かせ・・・・・・

字が光と成り・・・・・


 障壁にぶつかり・・・・・・

爆炎になる・・・・・・


 盛大に上がる爆炎壁・・・・・・・


 ジョーは見つめる・・・・・・

笑みを浮かべ・・・・・


 爆炎が消えさり・・・・・・

膝を突く・・・・・・


 愉快なこげた・・・・・

重装兵・・・・・


 盾に身を預ける重装兵・・・・・

倒れる重装兵・・・・・


 立っている・・・・

快の重装兵が・・・・


 「生で受けてこそ」

「通してではあじわえない」


 「こので」


 後はと・・・・・


 ジョーはにやりと・・・・


 「まるで」

「生感覚な操り」


 「きしんてのもあるんだぜ」

「しかも礼節護れば」


 「安全」

「安心の」


 こたえたジョーに・・・・・

こたえる縦横兵・・・・・


 「さっきから」

「いってますがほんとうですかー」


 ジョーはつたえる・・・・・


 「協力してくれりゃ」

「つくって魅せてやる」


 快の重装兵は・・・・・・

ジョーの後ろを見る・・・・・・


 「魅力的」

「ですが」


 「お断りを」


 「我らは此れで」

「善きご武運を」


 ジョーは快に・・・・・


 「お疲れさん」

「善き武運を」


 そう言い・・・・・

振り向く・・・・・


 槍を持つ・・・・・

重装兵達に・・・・


 ジョーは振り向く・・・・・


 礼と・・・・・

節度と・・・・


 したたかさがある戦・・・・・・


 それ故に・・・・・

まるでスポーツのような戦に・・・・・


 ジョーの起こした風に・・・・

感銘を受け・・・・・・


 武人の誇りと・・・・

遊び心と・・・・


 したたかさを以て・・・・・


 ジョーと既に友のような・・・・・・

何時かフレンズな・・・・・


 重装兵はみつめあい・・・・・・


 カナは・・・・・・


 「これぞ」

「反骨武人」


 ガイストたちが・・・・・・

愛らしく返事を・・・・・


 アユナは其れを・・・・・・

カメラでおさめ・・・・


 





 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る