お姉ちゃんと私
@MojiFun
クリスマスイブイブ
お姉ちゃん 「あっ!」
私「あっ!」
お姉ちゃん「おはよ!昨日はごめんね」
私「、、、。ごめんって!ごめんって!それだけ?」
お姉ちゃんM うわー。まだ怒ってる、、、。けど引きずりたくないなー。なんで昨日の私はあんな事、、、。いや、まぁ、うーん、、、。
私「お姉ちゃんが昨日食べたショートケーキ、、、。明日のクリスマスイブにネットの、遠距離の彼と一緒に食べよう!って、、、。彼が私のために買って送ってくれたショートケーキなのに、、、。絶対、ぜーったい許さない」
お姉ちゃん「聞いて!」
私「!」
お姉ちゃん「お姉ちゃんね。昨日職場でめっちゃくちゃにぴえんだったの、、、。ぴえん中のぴえん。まさにぴえんおぶざぴえん、、、。あれこそまさに、ぴえんおぶざきんぐ!」
私「、、、。えっ、お姉ちゃんって頭悪い系女子なの、、、。そんなぴえんだったら許される理論!ないから!」
お姉ちゃん「だから」
私(くいぎみに)「あれがどんなに大事なケーキか知らないくせに!明日は21時から通話しながら、彼と同じケーキを食べながら通話して、離れてるけどお互いがどんだけ大事な存在か確認しあって」
お姉ちゃん(くいぎみに)「だ、か、ら!」
私「!」
お姉ちゃん「知ってるわよ。あの、その彼、、、。私だもん」
私「?、?、?えっ、あの、意味が、、、。」
お姉ちゃん「どこかで打ち明けて、お姉ちゃんでしたーってするつもりだったけど、昨日の夜はやっぱり私が買ったケーキだから食べたくなっちゃって、、、」
私「待って!私は彼と通話してるから彼の声知ってるもん!超絶イケボだもん!」
お姉ちゃん(超絶イケボで)「こんな声?」
私「!えっ、か、れ?お姉ちゃんが?彼、、、。」
お姉ちゃん「あなたは知らなかったかもだけど、お姉ちゃん両声類?ってやつなの」
私「!えっ、待って、なんで、、、。」
お姉ちゃん「妹が、イケキャス聞いて YouTube のシチュエーションボイス聞いて、、、。どこぞのイケボきどりにだまされるくらいならいっそお姉ちゃんが、、、って、、、。あっごめん。ほんとごめん。あのケーキまた今日の仕事帰りに買ってくるから、ねっ、あの、ねっ」
私(お姉ちゃんのセリフが始まってイケボきどりにのあたりから泣き出す)
私「やだ!買ってくるだけじゃやだ!」
お姉ちゃん「ほんとごめん。あの、うーんと、、、ごめん」
私「クリスマスイブもクリスマスも彼の代わりに私と一緒にいて!」
お姉ちゃん「えっ、あの、その、、、。いいよ」
私「なら許す!あと、、、シチュエーションボイスをイケボで、彼で、私専用に録音して!15分以上ね!」
お姉ちゃん「待って、あれ私だから、お姉ちゃんだからね?」
私「そ、れ、で、も!」
お姉ちゃん「あ、あっ、あっ、はい。分かりました」
私「どんなシチュエーションボイスを何パターンお願いしようかな?」
お姉ちゃん「ぷっ」(ここはふたりでタイミングをあわせて笑いあう)
私「ぷっ、あはは。もう笑い止まらない!」
お姉ちゃん「あは、あははは。それ私のセリフ」
※ アドリブで姉妹仲良く笑い合えるなら、なおよし!
お互い笑いがおさまってから
5秒くらい間隔をあけて
お姉ちゃんN 「あなたの、大事な推し、あなたの通話してる彼、ほんとに男性ですか?その彼、、、。(イケボで)実は私です」
fin
お姉ちゃんと私 @MojiFun
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。お姉ちゃんと私の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
Toufu/@MojiFun
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 4話
創作現代「いろは歌」最新/鮪
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます