君のばか。

君は優しさをくれたね。


今は私の胸に穴を開けた。

喉のところがいっぱいな感じを

味わわせるほど。


無理矢理に嫌いになることが、

君を忘れる唯一の方法。


そう思ってた。


いっぱい書き出した。

いっぱい泣いた。


なのに、どこかで

楽しかった思い出も、

優しかったあの肩も

暖かかったあの手も

温もりくれたあの腕も

くしゃっと笑うあの顔を

思い出してる。


どこまでも

嫌いになんてなれないの。


君だから

無理なの。



目はもう合わせない。

気まずくならないように話す。

そんな毎日の目標は結局君のことを意識してるんだよ。


でもやっぱり、知らぬ間に

見つめたその先の

君の眠そうな顔は

かわいいよ


あのシャツ久しぶりに着てるな。


あのシャーペン似たの持ってるな。


あの子と仲良かったっけ。



そんなことばかり考えてる。


君はそんなこと考えてないんだろうな、

そんな考えが私を寂しくさせて。

また忘れられない。


ばか、ばか、ばか、ばか。

ばか、ばか、ばか、馬鹿

馬鹿、ばか、バカ、ばか

バカ、馬鹿、ばか、ばか!!!


君のばか。

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