2014.05.11

「我は人なりや?」目の前の怪物は静かに問うた。2mを超える躯、漆黒の毛に覆われ皮膚も表情もまともに見えず、額から一本そこだけきらきら光った白銀が浮いている。少女は黙って頷いた、「他の誰よりも人らしいわ」かすかに笑って、怪物の手を取る。少女と怪物は旅を始めた。

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