心の底では笑ってるんでしょ

今にも顔に出てきそうに

今にも声に出てきそうに笑っているんでしょ

馬鹿にして見下して、


ただただ今幼いから

ただただ今まだ若いから


たかがそれが理由で

何もかも不利


理不尽で卑屈なこの世界に

私は今生きている


ありふれた日常に紛れ込んだ

私はいつも孤独だ


今世界をこの手で

変えてはみせられないだろうか


私のこの声で

変えてみせようではないか


私をみて

聞いて


この私でも世界を変えられる、のではないか

もちろん

何もかも始まりで

何もわからない


何から何を初めて良いのかも

私は皆無


ただ一つ

確かなものがある

それは私でいること


紛れもない

嘘一つない

誰でもない私でいること


辛さも痛みも柔らかさだって

全て受け入れること


始まりを告げて

飛び立ったあの鳥は羽を大きく広げて

自由だった


私はその鳥になる

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