第11話 家庭教師と訓練の始まり

明日から家庭教師が来て武技の訓練と勉強が始まる。


俺は明日に備えて一度ステータスを整理することにした。




『ステータス』






名前 ダグラス=アイザック 種族 人族 性別 男 Lv.1 EXP 10




装備


パジャマ 賢者の石




ステータス


HP 30/30 MP 57000/57000 TP 50/50




スキル


・魔法


 火属性魔法Sーファイヤー ファイヤーボール ファイヤーアロー ファイヤーウォール




       ファイヤーバレット ファイヤージャベリン ファイヤーインパクト




       ファイヤーメテオ




 水属性魔法Aーウォーター ウォーターボール ウォーターカッター ウォーターバレット 




       ウォータージャベリン ウォーターインパクト




 風属性魔法Aーウインド エアーボール ウインドカッター ウインドアロー 




       ウインドウォール ウインドジャベリン ウインドインパクト




 土属性魔法Bーアース アースボール アースウォール アースバインド アースジャベリン




 光属性魔法Sーライト フラッシュ ヒール キュア エリアヒール エリアキュア 




       ハイヒール ハイキュア パーフェクトヒール パーフェクトキュア




 闇属性魔法Aーダーク ディレイ スリープ スタン ポイズン 




       HP減少 MP減少 TP減少 魔法封印 武技封印 ダークジャベリン




       ダークインパクト




 氷属性魔法A-アイス アイスボール アイスアロー アイスウォール アイスバインド




       アイスバレット アイスジャベリン アイスインパクト




 無属性魔法Sー魔力探知 身体強化 部分強化 インビジブルカッター インビジブルアロー




       インビジブルウォール インビジブルバレット インビジブルジャベリン




       インビジブルインパクト インビジブルメテオ 




 空間魔法Aー空間芥生 空間収納 空間作成 転移 領域転移 瞬間移動




 生活魔法Aークリーン リペア ドライ HP増加 MP増加 TP増加 スキル威力上昇 




      HP変換






・武技


片手剣F 両手剣F 細剣F 短剣F 斧F 槍F 弓F 棍棒F 盾F 体術F




・その他 


デバフ耐性S 危険察知S 忍耐S MP回復速度上昇 無詠唱  




ユニークスキル


鑑定 アイテムボックス スキル略奪 全魔法適正 限界突破 偽装 獲得経験値10倍




称号


異世界転生者 火属性魔法の極意 光属性魔法の極意 無属性魔法の極意






MPは15500→57000に上がった。




スキルに関して


俺は10個の武技スキルをSP消費して習得した。


武技スキルのFランクにはまだ武技はないようだった。




武技スキルを習得した瞬間、スキルが魔法と武技に分断した。




魔法は水、風、氷属性魔法がB→Aになり、それぞれの属性を帯びているインパクト系を、


土属性魔法がC→Bになりアースジャベリンを、


火、光、無属性魔法はA→Sになり、それぞれの属性を帯びているメテオ系(魔法を空から対象をめがけて隕石のようにを落とす)魔法とHP、状態異常を全快する魔法を、


空間魔法がA→Sになり、条件なしに転移できる魔法を、


生活魔法がB→Aになり、 HP転換(HP⇔MP、TPに変換する)魔法を習得した。




また、火、光、無属性魔法がSランクなったことでそれぞれ称号を得た。


火、光、無それぞれの属性を行使するとき威力が10%強化する効果がある。




確認を終えたところで俺は寝た。




翌日、セシリアに起こされ朝食を終えて自室に戻ってから少しすると訪問があった。


俺はついに家庭教師が来たのか気になり、こっそりと玄関を覗きに行くと、そこでは父さんと親しげに話す大男と美人の女性がいた。




楽しそうに話していて邪魔したくないので部屋に戻ろうとしたら、




「ダグラス!こっちにおいで。」




と父さんにばれて呼び止められてしまった。




俺は父さんのところに行った。




「この二人が今日からダグラスの家庭教師になる武技担当のカイルと勉強担当のフィオナだよ。挨拶しなさい。」




「ダグラス=アイザックです。これからよろしくお願いします!」




「よろしくな小僧!鍛えがいがありそうだ!そう思わんか、フィオナ?」




「確かに。鍛えたら将来いい男になりそうね。」




そう言って笑っている。




「三人とも親しげですけどどういう関係なんですか?」




「あぁ!お前の父さんは昔冒険者をやっててな、その時に一緒に暴れまくったのさ!ガハハハッ!」




「父さんが冒険者だったとは意外だなぁ…ん?暴れまくってた!?」




「ダグラス、その話はまた今度にしよう、ね?」




「う、うん…」




父さんの圧がすさまじく、詳しく聞けなかった。


今度先生から聞こう。




「エドワード、自己紹介も終わったところで早速武技の訓練に入りたいんだがいいか?」




「いいよ。さっきの話を忘れるくらいしごいてあげて。」




…相当聞かれたくなかった話らしい。




「ガハハハッ!あいわかった!じゃあ小僧、すぐ着替えて家に外に来い!」




「はい!」




「ついに念願の武技の訓練が始まる!」




そう思うとわくわくが止まらない。


俺は急いで動きやすい格好に着替え、家の前に出た。




「どの武技から始めるんだろう?やっぱり剣術かな?」




そう思っていると、




「よし小僧!とりあえずこの家の周り30周して来い!」




『…まじかよ』




うちは領家なだけあって土地がめちゃくちゃ広い。


家の周りだと大体1~2㎞くらいか…


家の壁の周りじゃなくてよかった...




まあ確かに体力をつけないと訓練はできない。


そう思い、俺は走った。


走って走って走って走って…走った。




途中でゲシュタルト崩壊し、いま何をしているのかが分からなくなったこともあったが何とか走り終えた。




「よし、小僧!じゃあ次は腕立て・腹筋・スクワットそれぞれ100回ずつやれ!」




『…まじかよ。この人休ませてもくれないのかよ…』




そう思いながらも、強くなるために必死に頑張った。


もう汗の量が尋常じゃない。




そしてこれを終えると、




「よくやった小僧!気概があるのはよく分かった!」




「ありがとう…ございます…!!」




「とりあえず今日の訓練は終わりだ。しっかり体を休めるように!」




「はい!ありがとうございました!」




俺は家に戻り、お風呂で汗を流して自室に戻った。




「お疲れ様ですダグラス様。少し遅れましたが昼食です、どうぞ。」




「ありがとうセシリア。」




昼食を終えると、部屋に誰か来た。




「どうぞ。」




「こんにちはダグラス君。それじゃあ午後の勉強始めましょうか!」




「先生、勉強って具体的に何をするんですか?」




「そうですね…貴族の作法を一通りと歴史や数学、語学ですね。」




「でも、俺三男だから貴族の作法はいらないんじゃ?」




「確かにあなたは貴族との交流の機会は少ないですけど覚えておけば将来いろいろなところで役に立ちますよ!」




先生がそう言うならきっとそうなのであろう。


俺は先生に従うことにした。




「はい、今日はここで終わり!お疲れ様。」




「ありがとうございました!」




やっと終わった…


兄さんたちもこんな訓練をやっていたのだろうか。




一番きついと感じたのは舞踏だ。


ステップや立ち回り、時間配分など気にすることがたくさんあり、一つでもずれるとやり直しの繰り返しだった…




その日俺はかつてないほどに疲れ、熟睡した。

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