第334話 絡まる ①

私のセフレには、宿命の女がいる。


大抵の人は、努力と信頼で小指に結ばれていくものだけど、

出会う前から繋がっているのは珍しい。


ただこの糸。

かなり厄介な事になっててね。


私の存在も原因の一つだけど、

絡まって、絡まって、

こんがらかった糸の先が誰なのかは、

私の目を持ってしても、全く解らない。




★☆★


主人公の女性は、"愛の赤い糸"が見えるんだな。


運命は、自分で切り拓くが、宿命は、決まっているわけで。


彼女は、カレと知り合った時から、カレが宿命の相手持ちだという事は解っていたわけだが、惚れちゃったんだから仕方ない。

セフレになる事で繋がった、自分とカレの赤い糸が、恋までしか発展しないと解っているのだが…カレが色んな女に手を出して、色んな恋人と赤い糸を繋ぐものだから、本当の宿命の赤い糸の相手が解らない…っていう。


もしかしたら、繋がってる宿命のカノジョも、カレシが一杯いる同類なのかもww


で、この宿命のカポーが結ばれる事に何が託されているかは…知らないwww



☆★☆


次のお題は〖震える手〗

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