第308話 隕石
正月に妻の実家を訪ねると、義妹が気持ち悪い笑みを浮かべながら近寄ってきた。
「ぐふふ。お義兄さん。知ってます? 宝くじで億が当たる確率って、隕石が当たって死んじゃうぐらいの確率なんだってぇ」
その時は思いもしなかった。
仕事を辞めて旅行に出かけた義妹が、隕石に当たって死んでしまうなんて。
★☆★
義妹は、億を当てて、隕石にも当たったんだな。
フィクションのオチとしてはイマイチだが、これがノンフィクションなら、なんつー確率を引き当てとんねん、って話だ。
主人公から見た妻の妹は、姻戚。
☆★☆
次のお題は〖今日〗
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