第290話 通信制限

「宿題ならやったよ」

と、ゴロゴロしながらのたまう息子に、自主勉がまだな事を指摘すると、やけに神妙な顔をした。


渡されたのは『通信制限症候群』と書かれた診断書。

容量以上の勉強をしようにも、頭には入ら受信できないし、文字も書け送信できないのだと。


「僕も辛いんだ」


この言い訳に免じて、今日だけは大目にみよう。




★☆★


必要以上の勉強を回避する言い訳。


いやね。

最初は、勉強させようと思ったんだけどね。

…甘いかしら。(;^_^A


☆★☆




次のお題は〖パッケージ〗


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る