第289話 廃棄弁当
期間限定お花見弁当税込み685円。
割り当てが少なかった事もあり、いつも昼前には完売していたが、思いがけず横殴りの雨が降り、1個だけ残ってる。
賞味期限切れまで後3分。
「あ、これ。食べたかったんだよね~。尾崎くん。これ、廃棄処理したら、僕、持って帰るね」
そりゃないぜ。オーナー(泣)。
★☆★
コンビニの一コマ。
私の知ってたコンビニでは、廃棄弁当の所有権はオーナーに帰属してた筈。
そして、このコンビニでは、オーナーの采配で、廃棄弁当を社員(バイト)が持ち帰りOKにしてたんだな。
なもんだから、主人公の尾崎くんは、コンビニ店員。
あと3分というところで、オーナーに目当ての弁当を掻っ攫われたんだな。元々、オーナーの物だから、声に出して文句なんて言えねー。
オーナーが廃棄後にしてるのは、購入して売り上げになると、その分、ロイヤリティをとられるからさ。
☆★☆
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