第284話 湿る
裸足のまま、薄い玄関の扉を開けた弟は、通路に立つ私と目が合うや、あからさまな不機嫌で顔をしかめて踵を返し、ぺたぺたと六畳の室内に戻っていった。
どっかりと敷き放した布団の上に腰を下ろし、この部屋に充満するじっとりとした空気に湿る弟は、私の妻を働かせるヒモ男に成り下がっていたようだ。
★☆★
主人公は、駆け落ちした弟と妻の居所をようやく突き止め、6畳和室の1DKアパートに諸々の書類を用意して出向いた。
って感じ。
☆★☆
次のお題は〖昼寝〗
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