第266話 何度でも

「お前も懲りないね。それとも…」


納戸の木戸を閉めた僧は、捕らえて荒縄で縛った稚児に向き直る。


「んー。んー」


「普通の喝食かつじきより、折檻される方が好きなのか?」


彼が稚児の着る水干ごしにそれを握ると、稚児は目を剥いた。


「ンーーっ!!」


「これからも何度でも逃げ出せよ。俺もこっちの方が好きだ」




★☆★


サドの中堅僧と下稚児。


うっひゃっひゃ。

『なんどでも』って打ったら『納戸でも』って変換されて…。

『納戸でも何度でも』って思ったら、こうなっちゃったよーん。



☆★☆


次のお題は〖鏡〗

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