第195話 エンターテーナー

「昨夜の芸も素晴らしかったぞ」


私のマジックに、旦那様はご満足なされたようだ。


旦那様の指名した踊り子を舞台に立たせ、服だけを残して消し去る。

大広間の歓声の中、彼女は一人、丸裸で旦那様の寝室にいるのだ。


お抱えマジシャンになるため、自分のマジックで消し去ったもの。

それは、私の“品性”。




★☆★


どれほど優れたエンターテーナーでも、

披露する場所や、給金をくれるパトロンや興行主がいなければ生活できない。


この場合の旦那様は、貴族でしょう。



最短記録だ。

(『【KAC20223】第六感』のネタを考えなきゃ)

の一念で、3分で書けた。

(おれ、すげー)

って、自画自賛したよ。



☆★☆


次のお題は〖誇大広告〗

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る