第191話 残り物には福がある
町を歩く少女が差す傘の露先には、洗濯ばさみがついていて、宝くじが一枚だけ挟んである。
「いかがですか~。最後の一枚ですよ~」
彼女は、目が合った見知らぬおじさんに近寄って微笑み、
「残り物には、きっと福がありますよ」
というと、彼はそれを買った。
彼女が又、次の残り福を挟む事を知りながら。
★☆★
昔、TVで、中国かどこかの映像として、こういうのを見た事があるよーな。
☆★☆
次のお題は『伸びる』
びよ~~~~ん
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