第179話 女性恐怖症 ② 《2-178》-2⃣

棟梁から、面倒を頼まれた家出少年。

母親の過度な期待からの暴力で女性恐怖症になった、なんて聞いたが…


「おっかさんを恨むなよ」

「恨んでなんか…。本当は、そんなのは方便で、実は、僕…昔っから先輩みたいに逞しい男の人が好きで…」

「お、おい」

「先輩。抱いて!」


…な~んて事になんねぇかなぁ。




★☆★


大工の先輩の妄想。

棟梁んちには、女性の出入りがあるので、少年が女性恐怖症と知り(孫娘に聞いた)、一人暮らしが長い(そういう理由だけど、棟梁は知らない…と思う)先輩に預けられたんですが、困った事に、今、先輩はフリーなんだな。


でも、安心して下さい。

彼は”ヘタレ攻め”なので、自分から、あからさまに口説いて、手を出すような無理強い(?)はしません(できません)。



しかし、なんだね。

設定が、古いね。

仕方ない、人間が古いんだ。



☆★☆


次のお題は〖バンバンジー〗

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る