第178話 女性恐怖症 ① 《2-178》-1⃣
母親からの折檻や、叔母からの性的虐待により、家出した僕を拾ってくれた棟梁のお嬢さんに話しかけられて、こみあげる吐き気で、思わず外に飛び出した僕を、
「ま、なんだ。女だけが人生じゃねえさ」
と、解らないなりに慰めてくれた、当時小三のお孫さんが、中学のスカートの制服を棟梁に見せに来てた。
★☆★
お孫さん…小学生の頃は、かりあげヘアーで男の子のような恰好ばっかりしてたんでしょう。中学の制服をじいじの棟梁に見せに来たっていうのに、スカートで胡坐かいて、怒られるような子なんだよ。きっと。
彼が、お孫さんに話したのは、
「母親からの折檻」と「女性が怖い」という事。
叔母にされた事は、言えんだろう。
★
女性も大工さんとしてバリバリ働いているでしょうけど、
女性の少ない職場となると、大工さんしか思い浮かばなかったのだ。
相撲取りは…男女問わず、ファンに胸板ペチペチされるから、その度、嘔吐だし…。
十歳の年の差&男の子だと思っていた期間有りで、他の女性よりも拒否反応は無いにしても、その後、恋愛に…となると…なぁ。
唯一、緊張しない女性にはなるかもしれんが、恐怖症となるまでのトラウマとかが、そんなもので払拭できるのか、というのが、私には想像がつかない。
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