第176話 包囲網

手の届かない星ならば、

星は星のまま、天上で輝くのが相応しい。


何も言わないよ。

壊したくないから。

でも、絶対になくさない。

僕の張った包囲網の中、

いつまでも煌めいていて。


「あーもー! 聞いて!

 告ってきといて、キャンセルって何なの! 

 ムカつくけど…私がブラコンだからかなぁ?」


「離せよ…バカ」




★☆★


西郷輝彦氏のご冥福をお祈りいたします。


という事で、

〖星のフラメンコ〗/

歌:西郷輝彦/作詞:浜口庫之助


をモチーフに書こうと思ったところ…私の頭がド腐れてました。m(__)m




妹は公然とブラコンと言うぐらいだが、兄は妹を愛してるのだ。

兄は、

「そこそこの年齢の兄妹がベタベタしてたら変に思われるだろ?」

とか言って、妹を束縛なんてせず、若干突き放し気味にしているが、裏ではしっかり、妹包囲網を張り巡らして、妹にちょっかいを出す男共を、双方に自分がしてるとバレないように、そして妹の心身は傷つかないように排除しているのだ。


最後の兄の台詞は、それまでプンプンだった妹が、小悪魔よろしく兄の腕に抱き着いてきたのを邪見にって感じを…。


手の届かない存在で、何故、妹に行ってしまったのか…orz



☆★☆


次のお題は〖ゲームオーバー〗

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