第147話 アルバイト店員

学校帰りの女子高生が目立つようになったのは、

私のケーキというよりは、押しかけアルバイトの彼のお陰。


父の珈琲のファンだった彼のアドバイスで、

客層は変わったけれど、店は賑わう。


「柚希さんは、座ってて下さい」


さわやかで優しい彼。


こんな出戻りおばさんじゃ、

バイト代を弾んでも無理、よ…ね。




★☆★


彼がアルバイトとして押しかけてきてから、1年は経っている感じでしょうか。

特に大掛りな改築はせず、珈琲専門店だった店をカフェに。

って感じですかね。

彼のアドバイスっていうのは、

「ここ、こーゆー風にすればどうですか?」

って感じのです。


元の店は、

〖愛という名の夜を知らない〗

https://kakuyomu.jp/works/1177354054935797366

だったりする。

てへっ。

まあ、この話から15~25年後ですけど…。



☆★☆


次のお題は〖危機的〗


脳細胞も肉体も危機的状況ではある。

まぁ、仕方ない。

日々、老いてるんだから、騙し騙し、使っていくさ。

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