第094話 ドレッシング 《1-028》-2⃣

姉が壊れました。


「このヤリ◯ン糞ビッチが!

 精◯ザー◯ンまみれのケツしやがって。

 オラオラ。まだまだこれからだぜ。ハッハー」


半分に切ったハート型に変形させたゆで卵の黄身の方を下にしてレタスの上に置き、

爪楊枝をブスブスと執拗に刺したり、

フレンチドレッシングの底を叩いて垂らしながら、

笑ってたんだ。




★☆★


一回こっきり、その場限りの予定だった話の再利用。


〖1年目:第028話 置物 《1-028》-1⃣〗

https://kakuyomu.jp/works/1177354055155560375/episodes/1177354055442562110

失恋した姉の奇行を目撃した弟。


場面としては、

深夜。

両親は寝静まり、弟は、喉が渇いたか何かして台所へ向かうと、電気が点いていて、

姉の「台詞」や瓶の底を叩く音が聞こえてしまった。

聞こえてなかったフリをして、姉に声をかけて台所に入り、姉の前にある器の中身を目撃し、姉が何をしていたかを推測。

ってところでしょうか。


姉は、自分が失恋した理由が判明したようです。

台所に入って来た弟に対しては、

「あれ、あんた、まだ起きてたの?」

と、平常運転で対応。

呪いの儀式が終わったら、次行け!次!



フレンチドレッシングのサラダを召し上がりながらお読みになられた方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。m(__)m



☆★☆


次のお題は〖ぬいぐるみ〗

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る