第084話 雑魚

高校の時に趣味で買っていた本を送ってほしいと実家に電話した。


無いなら無いでも困らないんだが、

偶々、大学で習っている内容の参考資料が書いてあった記憶があったのだ。


昼間、届いたダンボールには、

本の他にカレーのルーや缶詰なんかも入っていたが、

緩衝材は、ビニール袋に入った縮緬雑魚ちりめんじゃこだった。




★☆★


何が本体だったのかは忘れた。

(こっちが依頼したのか、母ちゃんの方から「送るけん」って言ってきたのかもだ)

だが、緩衝材がプチプチではなく縮緬雑魚でビックリしたのは、鮮明に思いだした。


好物だったからね。

きっと「わーい」って言って、寝っ転がって漫画読みながらムシャムシャ食べたんだろう。



↑の“★☆★”から“★”までも140字だった。(;^_^A



☆★☆


次のお題は〖主演男優賞〗

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る