第083話 ハンググライダー

反則だと思わないか?


俺のストーカーはハンググライダーを操縦し、

逃亡先まで一直線に空を飛んで追っかけてきた。


トンボみたいな彼女が近寄ってくるのを、

俺はあんぐりと口を開けたまま見つめるしかなくて…


着陸後、ヘルメットを外した彼女の

「逃がさないって言ったでしょ。ダーリン」


うん。もう降参。




★☆★


こうなるに至った経緯を、ぼんやりと考えてはいたのですが、

これ以上掘り下げる気はない。



☆★☆


次のお題は〖雑魚〗


「フッ!雑魚が!」

とか

「おのれ、雑魚どもめ!」

とか、言わせたいお約束台詞はあるな。

でも、140字ストーリーとなると難しいな。

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