第058話 こたつ ②
表面の赤かった色は、経年劣化で橙色っぽく褪せ、
鍋底のカーブの茶色や、煙草の燃えカスが潜ったような黒い痕も所々に残る。
出っ張ったヒーター部分を何百回と蹴飛ばしてきた炬燵を買い替えたとしても、
この天板は、我が家になくてはならない物。
裏面にひっくり返せば、緑の羅紗の麻雀卓になる天板は。
★☆★
って、父が亡くなった今は、流石に、きっと、もう無い…んじゃないかな?
実家の炬燵事情は、知らねーや。
麻雀で父に一矢報えたのは、
こればっかりは、捨て牌で、私が何を集めてるかが解らなかったようだ。
いっしっし。
☆★☆
次のお題は〖断末魔〗
ボツお題は〖マイクリレー〗
ボツお題…調べてはみましたが…断念。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます