第006話 メイド喫茶 ②

「きゃあ。お帰りなさいませ。御主人様」


牛頭ごず馬頭めず、鬼といった獄卒が、店内にて、どれほど大人しく紳士であっても、やはり、人間の姿の十王庁役人の来店には、自然、声も弾んでしまうものである。


彼女は、熱烈歓迎の笑みを湛えつつ、

『とっとと椅子にならんかい』

とばかりに、かかとで餓鬼の尻を叩いた。




★☆★


十王庁役人=小野篁は生前から閻魔大王の裁判の補佐そうだったそうだが、冥界の王様は十人居るみたいだし、死後、そうなった人も居るんじゃないかしら。



☆★☆


ややっ。

ボツお題に〖ダランベールの誤り〗が。


…誰?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る