レイメイ ー眠らず夢見る君との言葉ー

七熊レン

前夜「ヘイメイ」

プロローグ

 ずっと、一人だった。

 理解者なんて、俺しかなかった。

 そうやって、流されるまま、流れるままに。

 生きられないまま、生かされる物だと確信してた。



 けど、あの日。

 君に、秘密をあばかれてから。

 俺の全てが、激変し、動き出した。



 君と本当ほんとうに出会ってから今日まで、そして明日からも。

 きっと、俺は、『平明ヘイメイ』で。

 冷めずに覚めずに、夢見続ける。

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