発熱/絶望するならきっとこんな日
ひさびさに熱を上げた。
熱と言っても平熱に0.5℃を足すか足さない程度の微熱で、咳ものどの痛みも味覚異常も全くなく、頭痛も慢性的なものとそれほど変わらずだ。きっと例の感染症ではないだろうと思いつつ、不安が増大しては泣きそうになる。
とりあえずはポカリと解熱鎮痛剤を飲んだ。
死にたいと言っている自分が体調不良を治そうなんてアホらしいと思うだろうが、間違って少しだけ生き延びることに決めた際に対処せねばならないどうしようもないタスクが目の前に迫ってきているので治さざるを得ないのである。
生きてしまったときのためにタスクをこなす、最近の私はそんなことの連続だ。
そういえば最近は踏んだり蹴ったりの目に遭っている気がする。
相手方の予定が合わないと言われ詰めていたスケジュールを組みなおしたり、目の前で機器を故障させてしまい仲間を青ざめさせたかと思えば、突然昔の知り合いから電話が来てどうしようもなく対処に困ったり、休日はあまりのだるさにほぼ動けなかった。
「悪い時には悪いことが連続で起こる」、これは本当にあると思うし、今がその時だとも思う。
人生に絶望するならきっとこの時だ。
そう、こんな時に死ぬほどの機会と勇気があったなら。
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