ガチ恋勢の妄想
梨。
第1話「双方の両想い」
糖分を補給するように彼女との会話を楽しんでいた。
「俺の事考えてたのか?笑」
そうして冗談っぽく送った返事の数分後に可愛い返事が返ってくる。
「考えすぎてニヤニヤしちゃったよ///」
何だこの可愛い生き物は!?
画面から思わず目を外した俺は大きく息を吸いベッドに飛び込む。
可愛すぎる!可愛すぎる!!
そうして足をバタバタする事しか出来なかった。
スマホからピロン♪と音がなる。
それに反応するように私の体はスマホに一直線だった。
「俺の事考えてたのか?笑」
茶化したような彼の表情が頭から消えない。
嬉しすぎて顔が緩んでしまう。
あーぁ、もう、なんでこんなにも嬉しい事言ってくれるの!?
何度も読み返した文章に「よし!」と合図して返信した。
彼からの返事は…返ってこなかった。。
私不味いこと言ったかな!?あー、どうしよう!?不安に押しつぶされそうになったのでベッドに寝転がってみた。
やっと正気に戻った俺は再び携帯に目を落とした。
あ、早く返信しないとまた彼女が泣いちゃうや、そういう所も可愛いんだけどさ。
「俺もニヤニヤしちゃった笑」
そう返信して彼女の返事を待つ事にした。
数分後にピロン♪とスマホがなる。
「俺もニヤニヤしちゃった笑」
そうした返事が返ってきた事にまたもや嬉しさが加速してしまう。
あーぁ///顔が熱くて心臓がもたない///
ドクンッドクンッと心臓が鳴り響く。
なんて返そうかな…。
嬉しすぎて返せなかった。
結局思いつかなかったから素直な感想を述べてみる。
「ずっとずっと君に会いたかった!!(っ´>ω<))ω-`)ギュッ♡」
そうして少しアピールしてみるのだった。
「ずっとずっと君に会いたかった!!(っ´>ω<))ω-`)ギュッ♡」
と返ってきた彼女の返事にニヤけが止まらない。
あー、どうしよう。俺、今日死んじゃうのかな!?
顔が真っ赤になりながら彼女の返事をじっと眺める。
よし、何を送ってあげようかな…。
そうだなぁ、ここはシンプルな言葉を呟いてあげよう。
「俺も会いたかったよ。よしよーし」
うん。これでいっか(笑)
あーぁ、彼女のことをもっと知りたいな。
どうして俺の事を好いてくれるのか…。
とかね。
そう言って俺の広角と心拍数は上がるばかりで一向に下がることもなかった。
ーENDー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます