秘孔魔法で最強の魔法使いに~転生して魔法を覚えたのなら、普通エロに使うでしょ。俺のエロへの渇望は、最下級魔法3つで最強暗殺魔法を編み出してしまったようだ~

喰寝丸太

第1話 転生・幼少期

 俺は鷺宮さぎみや比呂ひろ

 なんて事のないサラリーマンだ。

 特徴を上げるとしたら、両親が教師だったので、厳格に育てられたって事かな。

 道徳に反する事や法律に触れる事は一切しない人間だった。

 しかし、抑圧された精神はむっつり助平を育んだ。


 俺は血の涙が出る程の後悔がある。

 なぜ、小学生の時にスカートめくりをしなかったのだろう。

 くそう、子供に戻りたい。


 そんな事を考えて歩いていると、美女アンテナがささやく。

 向かいからスタイル抜群の美女がやって来る。

 裸にしてむしゃぶりつきたい。

 裸になった姿を思うままに想像。

 いや創造できるぐらい想像した。


 美女の後ろからトラックがフラフラと走って来る。

 居眠りか。

 トラックは歩道に乗り上げ美女に襲い掛かる。

 とっさに俺の頭にあったのは、このタイミングなら胸を触って突き飛ばしてもいいよねだった。


 俺はその案を実行した。

 柔らかいマシュマロみたいな感触。

 幸福感に包まれて俺は逝った。


 次に気づいたのは転生して3歳の頃だった。

 なぜか俺の名前は前世と同じヒロだった。

 この事があったから、この体に転生したのかもな。

 3歳か。

 くそう、おっぱいを堂々としゃぶれる時間が知らずに過ぎ去ったぜ。

 この生では助平心を隠さず生きよう。

 そう俺は胸に誓った。


「ヒロ、あしょぼう」


 俺に話し掛けて来たのは幼馴染のアイナ。

 俺と同い年の3歳だ。

 可愛いくりくりした目に、少しカールの掛かった青い髪。

 非常に可愛い。

 どこかで見た覚えがあるんだよな。

 どこでだろう。

 赤ん坊の時から一緒と聞いたから、その時の記憶がそう思わせているのかも。


 アイナとは堂々と触れ合える。

 触れ合えるが、俺はロリコンじゃない。

 仕方ないので近所のお姉さんに媚びを売りまくって柔らかい体を堪能。

 しかし、邪心が見抜かれたのか、俺に抱っこ癖が付くのを親が嫌ったのか、とにかく抱っこ禁止令が出た。


 俺は人知れず血の涙を流した。

 そして、月日は流れ6歳。

 俺は念願のスカートめくりを実行した。

 もちろんターゲットは道行くボンキュッボンのお姉さんだ。


 俺はタイミングを見計らかって背後からスカートをめくった。

 形の良いプルンとしたお尻。

 ピンクの際どい下着。


 俺はその瞬間を脳裏に焼き付けた。


「きゃー。このエロガキ、何してくれるのよ。これでも食らえ。石弾ストーンブリット


 石の礫が俺を打ちのめす。

 死ぬ、死ぬよ。


「ごめんなさい。お姉さん許してあげて、悪戯したい年頃なのよ」


 妙に悟ったようなアイナの言葉。


「このガキに謝らせるんだね」

「ほら、ヒロ、謝って」

「すびばせん」


 俺はあまりの痛みに大泣きして、鼻水を垂らしながら謝った。


「優しい幼馴染に感謝するんだね」


 そう言うとお姉さんは行ってしまった。


「アイナ、ありがとう」

「男の子って馬鹿ね。でもその馬鹿な所が可愛いのよ」


 馬鹿と言われようが俺はエロを諦めない。

 直接スカートをめくるのは駄目だ。

 魔法が怖すぎる。

 全員が銃を携帯しているような物だ。


 だが、俺は諦めん。

 魔法が怖ければ、魔法で対抗すれば良いんだ。

 魔法の知識を親にせがんだが、子供のうちは教えられないそうだ。

 それは分かる。

 銃を子供に触らせるのは危ない。


 だが、俺は前世と足せば年齢は30近い。

 何をすべきかは分かる。

 俺は本を読むことを始めた。

 幸いにして俺の家は古本屋だった。

 読む物は沢山ある。


 本によれば魔法使いは、FからAとSの7階級いて、この階級は修行すれば上がる。

 階級の違いは出力の違いだ。

 Fが一番小さくて、Sが一番大きい。


 次に魔力だ。

 魔力は総量というものがない。

 使わない魔力は限りなく溜まっていく。

 そして、魔力は時間でも溜まるが、瞑想すると溜まるスピードが加速する。


 そして、魔法。

 魔法はインストールするアプリのような物で、人によって覚えられる限界が決まっている。

 限界はモンスター討伐で増やす事が出来るが、かなり難しい。

 ちなみに魔法はアンインストールできない。

 魔法を覚え始める年齢が高いのはこの事も関係している。

 魔法の選択を間違えば一生を棒に振る事もあるのだから。


 今、出来るのは、瞑想だけだ。

 暇な時、俺は瞑想して過ごした。

 アイナもたまに来て、一緒に瞑想した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る