第18話
「藤島くん、おまえ、馬鹿なんじゃないか...?」
「俺の言ったこと、聞こえたんだろ?
やめろよ、その言い方...」
「あ?」
睨まれ、俺は睨み返す。
こっちも小さな声だったから、
聞こえてないかもな、と思ったけど、
聞こえたらしくて、俺は藤島くんに
胸ぐらを掴まれた。
場内は騒めき。
マヒロが、
「やめて...やめてよ!藤島くん!!」
と慌てて俺らの仲に割って入ろうとした時だった。
思わぬ、来客があった。
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