第10話
がくっと。
あまりにも挑発的なことしてきたから、
俺は頬杖をついてた腕をすべらせて、
危うく、顎を机に強打しそうになった。
「おまえ、何やってんだよ...?」
「そんなもの、俺に見せてどーするよ?」
「んー、からかうの楽しいなと思って。
どうかしら、陰キャくん、、?
心臓ばっくばくで、下半身も反応しちゃった系??」
「それだと、狙い通りで面白いんだけど?
してやったり、なんだけど...?」
「俺の顔を赤くしよーってか?」
「そーよ...!」
「そしたら面白いなって」
「バカだなぁ、おまえ...」
「え」
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