くだらない旅路

言葉にしないと伝わらないというけれど


言葉にしたって伝わらないのならどうしたらいい?


自分の歩く道を今でも探してる


Mystery Mission


大人に操られながら 恵んでもらいながら


子供も頃は生きて


自由になりすぎた今は起きて何をすればいい?


何をしても無駄にしか感じない


抜け出せない 終わらない 生活感と悪夢


「理解できないなら理解しなくていいよ。」


冷酷少女はいったんだ


『理解したいのなら付いてきな。』


とは言わなかったけど背中から伝わってきた


こうして大した理由もないが始まった




彼女の背中を追ってだいぶ時間がたった


流石にもう慣れた


これから何をするのかも空気を読めば分かるし


今 君が何を食べたいのかも当てられる


でもどうしてここまで来たのかは忘れちまった


腹が立つときは普通に喧嘩して


おめでたいときは普通に祝って


そんな普通のことは一人の彼女にはなかったのだと知った


だからなんなんだ だからどうしたらいいんだ




冷酷少女とお別れの時が来た


とてもあっさりとした別れでびっくりして思わず怒鳴った


そしたらなんて言った?


「また会ったときに恥ずかしいからね。」


「・・・。」


最後まで彼女のことは理解できなかった


けど、


「なんだそりゃ。」


喋らなきゃ伝わんないことは理解したつもりだ

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