吐く息

ベッドに寝そべってゆっくりと息を吐く

あのころの情景と今の背景は変わることも知らないで


私はあの頃よりもちっとも賢くない

雀が自転車の前を横切るのも

信号が青になるタイミングも

体がびっくりするほど覚えていた


私が私を愛せる私になりたい

でも私は私を知らないし存在しているのかも曖昧すぎて

君に出会った喜びの理由はただただ笑っていられる

そんな気がしてならないの


私はあのころよりもちっとも能力は変わっていない

だいたい感で終わらすのも

もうなんでもいいやと投げやりになるのも

考え方は何も変わらない


私が私を愛せる私になりたい

でも私は存在しているのかも曖昧すぎて

君に出会った喜びの理由はただただ満たされていられる

幸せで居られて心地がいいの

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