第3話

3歳になると母は、私に絵本とひらがなの練習帳をくれた。

『幼稚園に入る前に、ひらがな書けて文字も読めるようになろうね』

毎日、絵本を読み、ひらがなを練習した。

『できるまでは、おやつは無いからね!』

と言われたので頑張ってやった。

頑張ってやると母は

『偉いねぇ』

とニッコリと笑い頭を撫でてくれた。

ひらがなの読み書きが出来ると、周りの大人たちは

「絵里香ちゃんすごいね。」と

褒めてくれて、母は満足げだった。

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