魔王と勇者、異世界転移し、学園生活はじめました。

馬殿カオル

第1話 魔王と勇者、学園生活はじめました。

魔王と勇者、決着の時ーーー。


共に光につつまれ、気がついたら学生服をきて

教室にいた。


しかも隣の席だった。


「魔王!」

「勇者!」

お互いの顔をみて同時に二人が叫ぶ。


「マオ!ユウ!授業中だぞ!私語はつつしめ!」


「は?」

二人が同時にそう口にする。


どうやら魔王はマオ、勇者はユウという名前らしい。

二人とも異世界転生したのにも関わらず、状況をすぐに飲み込み黙る。


そうやって授業をやりすごしているうちに

放課後の時間になった。


「魔っ…マオ…」


「……ユウ」


ぎこちないやりとりが始まる。


「村に……家にかえるか……」


二人はなぜか自分の家がわかっていた。


「とりあえず一緒にかえるか?」

勇者は魔王に問いかける。


「そうだな。」

腕を組みながら少し何か考えながら同意した。



頭の中にある情報では

どうやら家はここから15分ほど歩いたところに

あるようだ。


そして家は隣同士だということまで

わかっていた。


「なんかとんでもないことになったな…?」

勇者は魔王にそう話しかける。


「そうだな。どうしてこうなったのかは

わからないが、とりあえずここに慣れるようにつとめよう。」

魔王は表情を変えずに淡々と話す。















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魔王と勇者、異世界転移し、学園生活はじめました。 馬殿カオル @badenkaku2021

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