第2話 星野希星
私の名は、
今は、アイドル候補生をやっている。
自慢じゃないけど、結構かわいく外面だけはいいと思う。
おかげで、私のファンとかいうのがファンクラブを作ってくれた。
別に特にアイドルになりたい訳じゃないけど、
金が欲しいし、
婚活をするにしても、アイドルとかミスコンは有利だと聞いた、
貧乏なやつは、引け目を感じて申し込んでこないらしい。
そのうち、金持ちのモテそうにない男と結婚するのもありかも知れない、
托卵女子になって金だけふんだくるのも面白そうだ。
なーに、1年間ばれなければ、養育の義務が発生して、
面倒をみなければならないらしい。
私は、基本男を騙すのが大好きだ、騙されたとわかった時の、
男の顔を想像するだけで興奮する。
その夜、私は変な夢を見た、黒ずくめで、
まるでマジシャン見たいな格好をして、マジックハットを被っている。
その男はこう言った、
「君は面白いね、わざわざアイドルの道から不義の道に進むとは」
「面白い君に、プレゼントをあげよう」
「札束ビンタというスキルだ、朝起きたら説明を読んでみるがいい」
「それでは、君の活躍に期待をしているよ」
朝起きてみると、札束ビンタスキル説明書というのが、机の上にあった。
夢だと思っていたけど、現実だったのかな?
まあ、ライトノベルとか読むと良く出てくるあれか?
試してみればわかることだ。
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