神様?から貰ったスキルは「札束ビンタ」

特技は穴掘りナノ

第1話 伊集院慶次

 俺の名前は、伊集院慶次、戦国武将を元に付けたとか。


 某有名国立警察官大学を卒業して、刑事になりたかったので、

国家公務員総合職採用試験Ⅰ類を受験して、見事合格。


 しかも外務省や厚生労働省を希望するのではなく、

警察大学校に入学をして、成績も優秀だった。


 刑事になるには、犯人との格闘も想定して、

柔道、空手も勉強した、おかげで両方共有段者になれた。


 将来は、警視総監候補とか言われているみたいだが、

刑事志望ということで、まわりを驚かせた。


 当たり前である、キャリアである俺は、

本来は都道府県警察の監督業務が主な仕事で、

警察庁から来ている警察官僚であり、警察官ではない。


 当然物言いがついたが、出向ということで話がついた、

そう長くは、刑事部にいることは出来ないだろう。


 その夜、俺は変な夢を見た、黒ずくめで、

まるでマジシャン見たいな格好をして、マジックハットを被っている。


 その男はこう言った、

 「君は面白いね、わざわざエリート街道から正義の道に進むとは」

 「面白い君に、プレゼントをあげよう」

 

 「札束ビンタというスキルだ、朝起きたら説明を読んでみるがいい」

 「それでは、君の活躍に期待をしているよ」


 朝起きると、机の上に1枚の紙があった。


 紙には、札束ビンタスキル説明書と書かれてある。


 勿論、俺がこのような紙を書いた覚えは無い、まさか正夢か?


 俺は、札束ビンタスキル説明書を読んでみた。




 

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