(読まなくて良い)後漢の爵位

後漢の爵位



すべての平民を皇帝の直属の家臣であると意識付けし、また兵役や労役をがんばる動機付けとして爵位が与えられた。戦場で敵の首を取れば昇級できるので、首のことを首級という。

爵位があれば罪を軽くしたり、お祭りで肉を多くもらえたりと特典があった。



-位   皇帝


0位   諸侯王 皇族で封地を持つもの。郡を一つ貰うことが多い。


1位   列候  世襲の領地を貰える。

        後漢の地方行政区分は大きい方から州・郡・県・郷・亭・里だが、

         貰った領地によって県侯、郷侯、亭侯に分けられる。

         また行政官は中央から派遣されるので、

        事実上収入を貰うだけである。

        (皇族の王国も同様である)


2位   関内侯 世襲の領地、もしくは年金を貰える。

         霊帝が売りだしたので歴史家に怒られた。

       

3~12位  官爵 士大夫。官秩六百石以上の官につかないと与えられない。

        上から大庶長、駟車庶長、大上造、少上造、

        右更、中更、左更、右庶長、左庶長、五大夫。


13~20位 民爵 良民に与えられる。公乗、公大夫、官大夫、大夫、

        不更、簪裊、上造、公士


ランク外 庶民 爵位のまだない良民。皇帝の代替わりなどでもらえるので

        生きていれば貰える。


ランク外 奴婢 奴隷。爵位は貰えない。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る