第4章 遺跡へGO!

あらためて 登場人物紹介

 登場人物が更に増えてきたので、ここでもう1度、整理します。



アスラ:


 本編の主人公。14歳。自称(?)儚げな美少女の勇者。

 生まれながらにして、自己の人格とは違う「心の声」を聞く。

 美味を感じる器官を持たない新たなヒト族の筈が、美味しいものが大好き!

 小国ブランカのサヴァラン公爵家の娘だったが、結婚を迫って来たバカ王子を瀕死なまでにボコって失踪。実は本当の親は別にいるらしい。

 以後、冒険者として各地の旧文明の遺跡を巡り、今(現代から4000年近く未来の地球)では失われた料理のレシピを探し求める「ついでに」、あくまで「ついでに」、その邪魔となる凶悪な魔物を次々と倒し、本人の意思と関係なく、いつしか勇者と呼ばれるようになる。

 魔王に食事に招待され、あまりの不味マズさに戦いとなり、その結果なんだか見込まれて、ヒト族の勇者でありながら次代の魔王に指名される。

 現在は「しぶしぶ」ながら新魔王として、獣王や天使ウリエル(サリエル?)と戦い、疲れて熟睡中。

 古代遺跡の隠し部屋で見た「あにめ」や「げーむ」にハマっている。



心の声さん:


 アスラの心、脳内に宿るもう一つの人格。

 本人が言うには、本編の時間軸において、8000年のあいだ転生を繰り返してきたらしい。

 たぶん本当の名前は

 皮肉屋であり、冗談好きだが、アスラには父性愛に近いものを感じている模様。

 悪魔王ゼブル氏や天使ウリエル(後述)から「様」付けで呼ばれていること、12枚の輝く翼を持っていることから考えて、本来は高位の天使、または堕天使であるっぽい。

 たまーにアスラの身体を借りて顕現したりする。



ガイア:


 前魔王。現在はアスラを新魔王とし、かねてからの望み通り「顧問」となった。

 細身ながらグラマラスな美女だが、料理の腕前は壊滅的!

 心の声さん(ルシフェル氏)とは、育ての親と娘だが、どうも心情的には興味深い関係みたい。

 魔族皆に信頼される強力な魔王だったが、実は魔族ではないかも、それとも全く別の存在であるかも、その出自はガイアさん本人も分っていない。たぶん「お前の名前は生まれる前から決まっていた」というルシフェル氏の発言(本人・談)からして、名前に秘密がありそう。

 年齢は300歳以上(!)の筈だが、ゼブル氏(後述)曰く「特別な存在」のため、容貌は20代前半に見える。



ゼブル:


 魔王ガイアの執事兼魔族国宰相。現在はガイアがアスラに魔王職を強制的に譲り渡した為、アスラの執事兼魔族国宰相を務める。

 実は悪魔王ベルゼブブであり、別称「蠅の王」 また、古代に存在した暴風を呼ぶ魔神でもある。

 かつても今もルシフェル氏の右腕的存在らしい。

 古代から現在に至る神(?)や天使と新人類であるヒト族の側、それに対して、悪魔や旧人類である魔族の側との対立関係の根本的秘密を、実は知っているっぽい。

 少々、雄弁が過ぎることがある。でも、本当に大切なことは、まだ言わない。



バベル:


 魔王の従魔筆頭である黒猫。

 自分のことを「吾輩」と呼び、生意気、エラそう。

 年齢70歳だが、彼の一族は皆、800歳は生きるので、実はまだ亜生体。

 従魔筆頭にふさわしく、人間の言葉はもちろん、他のさまざまな魔物・動物の言葉を話すことができる。

 アスラが魔王に就任してからはアスラに忠実。

 獣王(後述)との戦いに際しては、雄鶏が苦手なアスラの弱点を救い、黒豹に変身して活躍した。



ティアマト:


 黄金色のドラゴンであり、3000年以上も生きている。

 ただし、自身がそうである始祖龍の寿命は2万年以上らしく、したがって自称「」である。

 龍族や竜人族の王。

 世間からは「ちょっとシャイでお茶目なティア婆」と呼ばれているが(?・本人談)、それでは長いので「ティア婆」が通称だそうだ。

 変身後は丸顔の銀髪、小柄なおばあさん。

 上質な食材を育てるために、龍族得意の気候魔法を駆使し、絶海の孤島で眷属や保護した魔族・ヒト族・亜人と共に暮らしている。



アプスー:


 ティアマトの弟であり夫。白銀色のドラゴン。召喚獣。

 ティアマトと同様、気候魔法が得意。

 飛蝗来襲の際、アスラたちを救う。

 少々お人好しであり、それが風貌にも出ている。

 本人が言うには、ヴィーガン(厳密な菜食主義者)だそうだ。



ルドラとソフィア:


 アスラの冒険の仲間である剣士と賢者。

 ルドラは父親であるインドラと出会い、ソフィアはなかば強制されて(?)ガイアの弟子となった。

 現在は、それぞれ修行中であり、相変わらず影が薄い。今後の活躍に乞うご期待の状態。



獣王:


 魔族に対し、父祖代々からの怨念を抱く、カバ(実は最強動物との説あり!)の顔をした獣人。巨漢。

 自称は「パズーズ―」、本名「ジャイ〇ン」、ガイアにつけられた名前は「ヒッポちゃん」

 ガイアに対して政治的下心があっての求婚が拒絶されたこと、アスラが新魔王に指名されたことに激怒し、魔族と亜人領内での内乱を起こす。

 教会の秘密の技術の提供を得て、アスラに対してしつこくも善戦するが、最後にはルシフェル氏の力により昇天する。



ウリエル(またはサリエル?)


 熾天使、そして酒乱!

 獣王との戦いを終えた場面に突然飛来し、その地味なサラリーマンの顔と姿をアルコール度の高い神酒によって一変させ、アスラに戦いを挑んだ。

 教会庁悪魔討滅「」の責任者なのに、なぜか「」長。

 武闘派であり、天使でありながら肉弾戦の一辺倒。

 ルシフェル氏の遥か昔の格闘術の弟子らしい。

 スマホのアラーム(!)でお昼休みの終了を知り、教会庁の公務員らしく急いで帰還したが、今後も再々登場予定。



 ミシエル、ゾフィエル、ベリアル、イシュタル、シッダ・ルータなど、新キャラが続々登場予定です。


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