第3章 魔王って? 獣王って? 天使って?
登場人物紹介
登場人物が増えてきたので、第3章の初めに、いったん整理します。
アスラ:
本編の主人公。14歳。自称(?)儚げな美少女の勇者。
生まれながらにして、自己の人格とは違う「心の声」を聞く。
美味を感じる器官を持たない新たなヒト族の筈が、美味しいものが大好き!
冒険者として各地の旧文明の遺跡を巡り、今(現代から4000年近く未来の地球)では失われた料理のレシピを探し求める「ついでに」、あくまで「ついでに」、その邪魔となる凶悪な魔物を次々と倒し、本人の意思と関係なく、いつしか勇者と呼ばれるようになる。
魔王に食事に招待され、あまりの
古代遺跡の隠し部屋で見た「あにめ」や「げーむ」にハマっている。
心の声さん:
アスラの心、脳内に宿るもう一つの人格。
本人が言うには、本編の時間軸において、8000年のあいだ転生を繰り返してきたらしい。
たぶん本当の名前は
皮肉屋であり、冗談好きだが、アスラには父性愛に近いものを感じている模様。
ガイアの育ての親。ゼブル氏から「様」付けで呼ばれていること、ティアマトとの古くからの交友から考えても、何か意味深な存在であるっぽい。
ガイア:
魔王。アスラを新魔王に指名した。
細身ながらグラマラスな美女だが、料理の腕前は壊滅的!
心の声さん(ルシフェル氏)とは育ての親と娘だが、どうも心情的には興味深い関係みたい。
魔族皆に信頼される強力な魔王だったが、実は魔族ではないかも、それとも全く別の存在であるかも、その出自は本人も分っていない。たぶん「お前の名前は生まれる前から決まっていた」というルシフェル氏の発言からして、名前に秘密がありそう。
年齢は300歳以上(!)の筈だが、ゼブル氏(後述)曰く「特別な存在」のため、容貌は20代前半に見える。
ゼブル:
魔王ガイアの執事を務める。
古代から現在に至る神(?)や天使と新人類であるヒト族の側、それに対して、悪魔や旧人類である魔族の側の対立関係の秘密を知っているっぽい。
少々、雄弁が過ぎることがある。でも、本当に大切なことは、まだ言わない。
バベル:
魔王の従魔筆頭である黒猫。
自分のことを「吾輩」と呼び、生意気、エラそう。
年齢70歳だが、彼の一族は皆800歳は生きるので、実はまだ亜生体。
従魔筆頭にふさわしく、人間の言葉はもちろん、他のさまざまな魔物・動物の言葉を話すことができる。
ティアマト:
黄金色のドラゴンであり、3000年以上も生きている。
ただし、自身がそうである始祖龍の寿命は2万年以上らしく、したがって自称「
世間からは「ちょっとシャイでお茶目なティア婆」と呼ばれているが(?・本人談)、それでは長いので「ティア婆」が通称らしい。
変身後は丸顔の銀髪、小柄なおばあさん。
上質な食材を育てるために、龍族得意の気候魔法を駆使し、絶海の孤島で眷属や保護した魔族・ヒト族・亜人と共に暮らしている。
ルドラとソフィア:
アスラの冒険の仲間である剣士と賢者。
物語冒頭から登場しているが、今のところ影が薄い。
この他、新キャラが続々登場予定です。
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