じはく。

Bellca

第1話 エピローグ

雨ニモマケズ、風ニモマケズ。

学がない私でも聞いたことはある。

著書にいくつもの名作を残した宮沢賢治の本の一節である。


ぶっちゃけ意味はよく分かってない。

文面通りにしか受け取ってないからである。


でも、嗚呼。

きっとこの本でこう呟いた人は強かったんだろうなぁ。


思えば何一つ自信を持ってない自分がいた、ガキの頃はあんなにも自信に満ち溢れていたのに。

何時だったからかな、高校のときにはそんな片鱗は既にあったと思う。


ダラダラと話したが、最後に纏めよう。

私の人生はただ心に降る見えなき雨に屈し、凪いだ風すら堪えられなかったのだ。

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