最後の審判



今日がとうとう 最後の日?

天からラッパが 聞こえてる

白い光が 雲を割り

天使の群れが 舞い降りる


さあさ大変だ ついに来た

なんの準備も しちゃいない

どうせ嘘だと 踏んでいた

聖書の奇跡が あらわれた


今まで重ねた 罪の数

ちょっとやそっとじゃ 済まされぬ

裁きの天使が 持つ剣の

鋭い先が 怖すぎる


裁きの天使が のたもうに

「お前は長く 生き過ぎた

それだけ余計に 罪がある

そのくせ懺悔を しなかった


徳人の住む 天上は

思ったよりも 空高い

お前の罪の 重さでは

とうていそこまで 飛べまいぞ」


そうして天使は 剣を振る

たちまち雷 躍り出て

嫌がる私を 無理やりに

奈落の底へと 突き落とす


こんなことなら もう少し

祈っていれば よかったよ

とにかくこの世は 曖昧で

真偽が混ざって 困るのだ


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