応援コメント

第6話 それならそうと」への応援コメント

  • 人の死がいくどと書かれてあるのにどれも悲壮感がなく、執着もなく書かれていますね。
    それが、明の幼少期に受けた愛情の欠落を物語っているようで、不自然なものが違和感なく現れていて、納得させられました。
    とても面白かったです。

    作者からの返信

    いらっしゃいませ~
    ありがとう御座います!

    命とは何か?
    何故に生まれて来るのか?
    そして何故に死ぬのか?

    明の出した答えは
    「それに意味など無い」
    と言うものです。

    ただそこに在るもの
    それが命であると

    一滴の波紋であると

    どの様な人生を歩み
    いかにして死んだとしても
    そこに居たと言う事実のみに
    価値が有ると

    だから明は充分に満足して死にました。

  • 我が事さえも客観的に眺めていて、やはりそうでもしないと生きられなかったのでしょうか。
    こうして見ると、やはり転移先で幸せになっていて良かったなあと思います。

    作者からの返信

    「死」と言うものに対する恐怖心が
    欠けているのですよ。

    だから「生」に対しても執着心が
    薄いのですね。

    その様な人は通常の場合、
    あっと言うまに死にます。

    なにせ危険を察知する能力が
    醸成されませんからねぇ。

    ”彼女”がそれを補っていたから
    なんとか生きていた様なものですね~

    何かにつけてサーシアがルルナに依存しているのは
    そういう訳です。

  • 明は”彼女”が心の中にいて、一緒に経験を俯瞰していたから
    主観的な見方が欠けていたんですよね。
    厳密には他の要因も複数合わさってのことでしょうけれど。

    彼の生涯を通して見てみると、転生先での生き方もまた違った見方になりますねぇ。
    もう一度、ゆっくり見返したくなってきました。

    作者からの返信

    「遺言」にはあえて書かなかった事が
    結構ありますからねぇ。

    サーシアの行動原理とか、
    何故そう言う感じ方をするのか?
    とか。

    明に主観的な見方が欠けているのは、
    そうしないと絶望しかないからですね。

    それに、問いかけさえすれば
    ”彼女”が教えて呉れましたから、
    答えを探したり悩んだりする必要が
    無かったのですよ。

    しかも返って来る答えは
    徹底的に客観的なものですからね。

    その結果、人の痛みや苦しみが分からない
    サイコパスになりました~