君とゆっくりと幕が上がっていく

あたたかいところに居たせいか

ここは、とても寒く感じて

それでも「丁度いい」と君が言う

まだまだ底知れぬ世界の一部で

膜を触っただけだと

「もっと大変な目に合うよ」

優しい瞳が笑うけれど

「下がろう」なんて言わないから

きっと「傍にいるよ」そういう意味

ちゃんと歩もう、そういう意味


ゆっくりと幕が上がっていく

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