7歳とテレビをめぐってケンカする高齢者
あるとき、ユリちゃん(当時7歳)がどうしても観たいテレビ番組があるとかで、祖母とチャンネル権をめぐって大げんかになったことがありました。そのとき私は9歳で、私だって見たいテレビはあったけれど、年下のユリちゃんを我慢させてまで観たいとまでは思えなかったので、祖母の大人げない態度にドン引きでした。いやだって9歳でさえ年下に譲ってるんですよ? 高齢者が何やってんだって思いますよ。
「どうしてもテレビが観たいもん!」と譲らないユリちゃんに、祖母はついに必殺技を繰り出します。
「お医者さんが言っていたんだけど、病気にはストレスが一番悪いんだって!」
もちろん、おちちを押さえながらそう言うのでした。
結局ユリちゃんが譲ってあげて、祖母の好きな番組を見ることになりました。ひどい。というか、たかがテレビですよ、それも7歳に我慢させてまで観たいか? 祖母には呆れてしまいます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます