101日後に合体《ジョイント》する童貞《チェリー》ボーイ✨😜✨✨💕あなた101日後に死ぬコトに決定✨🤪✨✨💕

オズ研究所 《《#横須賀ストーリー紅白

第1話 美少女✨死神ジル✨😜✨💕

 天災やアクシデントは、忘れた頃にやってくると言う。




 まさに予測不能だ。

 


 その予期せぬアクシデントが僕の身に降りそそいだ。


 よりにもよって、ボクの誕生日バースデー寸前。

 ほんの少し時間が経てば、二十歳のバースデーだった。



 いきなりそのは、眩しい閃光と共にボクの目の前へ訪れた。



「えェ……😖💦」あまりにも眩しいので、とっさに目を瞑った。


 なにが起こったのか、一瞬わからないくらいだ。

 目を開けると、そこには見たこともない美少女が立っていた。




 あまりにもショッキングな出来ごとに、思わずボクは目を丸くし立ち止まった。

 とっさに、全身が硬直した感じだ。



 

 いったいこの美少女は、どこから出現したのだろう。なんの前触れもなく突然、目の前に現れたようだ。



 どんなトリックを使ったのか、まったく仕掛けが解らない。

 何もない空間から突如、出現したようだ。



 奇術師のデビッ○・カッパーフィールドみたいなイリュージョンだろうか。



 まさか、これが親友の言っていたバースデー・サプライズなのか。


 けれどもテレビのドッキリ企画やモニタ○ングじゃないのだ。サプライズにしては凝り過ぎているだろう。


 どこかで隠し撮りをしているワケではない。



 いくらバースデー・サプライズだとしても素人のボクをダシに使って、そんなハリウッド級の大掛かりなイリュージョンをする意味はない。






 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚





 ボクがバイトから帰宅間際の歩道での出来ごとだ。 


 すでに大学は長い夏休みに入っていた。



 連日、熱帯夜が続いている。今夜も嫌になるほど蒸し暑い。ほんの少し歩いただけで汗が滲んできた。


 

 最寄りの駅から五分あまり、もう少しで家に着く寸前、目の前に閃光と共にくだんの彼女が出現した。



 いや、彼女と言って良いのか解からないが、外見は圧倒的な美少女だ。 



 金髪で、大きな紺碧の瞳が印象的だ。

 ハーフのような派手なビジュアルで、妖艶な小悪魔を思わせる微笑みを浮かべている。

 


 どこかで見たような顔立ちだと思ったが、ボクが日頃からお世話になっているセクシークイーンの如月アリスにそっくりだ。


 可愛らしくその上、妖艶で美しい。


 アイドルやモデル顔負けの抜群のルックスで、しかもオッパイが大きい。



 目を見張るほどたわわなオッパイだ。



「ヘッヘヘ……✨🤤✨✨💕」

 見ているだけでヨダレが垂れてきそうだ。

 オッパイ星人にはたまらない魅惑のプロポーションと言えるだろう。



 生では滅多に、お目にかかれないセクシー女優みたいな巨乳だ。


 本物のセクシー女王様のように妖しくあでやかだ。

 


 だが如月アリス本人のはずはない。

 いくらバースデー・サプライズでも天下のセクシー女王様クイーンの如月アリスが、わざわざボクに会うため、ここへ来るはずはない。



 しかも彼女はハロウィンでもないのに、『魔女ッ』みたいなコスプレをしている。



 いま流行りのアニメから飛び出して来たような絶世の美少女だ。


 ホウキに跨がれば、どこかへ飛んで行きそうな妖しげなオーラが漂っている。


 濃厚で甘美な匂いがボクの鼻孔を刺激した。

 どこか神秘的でオカルトチックな感じがしてくる。



 真っ黒でセクシーなミニのドレスを纏っていた。パンツが見えそうなくらい超ミニだ。


 いや、ほとんどパンツが見えていると言った方が的確だ。

 コスプレ専門のキャバ嬢なのだろうか。



 ざっくりと胸元が開いているので、今にもオッパイがポロリしそうだ。

 

 自慢のオッパイを見せる気、満々なのだろうか。


 ボクが美少女のオッパイに気を取られていると不意に彼女は高らかに笑った。



『ホォッホホホ……✨😜✨💕

 トロローねえェ……!!』

 深夜だというのに美少女は、ミュージカル女優のように大げさに笑ってボクの名前を呼んだ。



「えェ……😳💦 トロロー?!」

 笑うたびに、目の前のたわわなオッパイがプルンプルンと揺れていく。

 オッパイ星人のボクにはこたえられない胸の膨らみだ。



 濃厚な香水なのか、目眩めまいがするほど甘美で蠱惑的な匂いがボクの鼻孔をくすぐっていく。




「いえ、ボクの名前は友朗トモロウですけど……🙄💦」

 取り敢えず訂正し、オッパイから視線を逸した。


 これ以上、オッパイをガン見しているとムラムラしてきそうだ。

 みるみるウチに下半身が熱く火照ほてってくる気がした。



 股間のポ○ットドラゴンはすでに頭の皮が剥け、第二形態へと変貌していくみたいだ。


「ふうゥ……😓💦」

 少し落ち着くため、深呼吸して別のことを考えよう。





 ボクの本名は明日葉あしたは友朗トモロウ

 もちろんだが、トロローではない。

 

 普段から陰キャで目立たないタイプだ。



 しかしこの魔法少女のコスプレをした美少女は、まったく近所迷惑など気にしないようだ。



『構わないわァ✨🤪✨✨ トロローで!!

 ホォッホホホ〜……✨✨💕』

 また深夜にも関わらず高らかに笑ってみせた。

 舞台女優のようによく通る笑い声だ。


 真夜中なので、あたりはシィ〜ンと静まり返っているため美少女の笑い声だけよく響いた。



「いえいえ、ボクが構いますけど……!!

 お願いですからもう少し声を控えてください」

 なんてワガママな女の子だろう。相手ボクの話しをまったく聞こうとしない。



 大げさなジェスチャーを交えて、外国のかたなのだろうか。 


 瞳も澄んだように紺碧あおく輝いているので、純粋な日本人とは思えない。



 しかし、それなら『トロロー』よりも『トモロー』の方が言いやすいはずだ。



「あのですねえェ……。失礼ですが、どなたでしょうか?!」

 ボクは辺りを気にして彼女に訊いた。

 

 あくまでも、ここは深夜の往来だ。まばらだが、通行人が不審な眼差しでボクたちを見ていく。


 恥ずかしいので、一刻も早く家へ帰りたい。



『ホォッホホホ……✨😜✨✨

 もちろん私は、ジルよ!!』


「えェ……😳💦 もッもちろん……、ジルさん?!」

 変な日本語だ。

 やはり異国の女性なのだろうか。それともハーフなのか。



 流暢なイントネーションで日本語を話すが文法的にはメチャクチャだ。



『ジル様と、お呼び!!』

 まるで女王様のように、上から目線で命じられた。



「はァ〜……、ジ、ジル様ですか」

 どっかのSMクラブの女王様なのだろうか。


「あのですねえェ……。ここは通行人もいますし、もう少し声を控えてください。

 深夜なのでェ……🙄💦」

 近所迷惑になるだろう。またボクは辺りの様子を伺った。


 遠慮がちな性格なので横柄な美少女の態度に眉をひそめた。


 通行人がチラチラとこっちを伺っている。

 明らかに変人を見るような目つきだ。



『構わないわ!! 私はジル✨😜✨✨💕

 もちろん死神よ!!』



「えッ、もちろん死神ィィ……😳💦」

 なにを突拍子もないことを言ってるんだろう。日本語がメチャクチャだ。


 だが、どう考えても可笑しい。


 本気で彼女は自分のことを死神だと言っているのか。それとも何かのアニメキャラのコスプレなのだろうか。

 


「あ、あのですねえェ……。あそこの角に病院があるので、頭を診てもらった方が良いですよ」

 指を差して病院で、診察することを勧めた。



『ホォッホホホ……✨😄✨✨ 私のことなら心配ご無用!!

 今夜は、トロローに大事な伝言があってやって来たのよ!!』


「えェ、大事な伝言ですか……😅💦」

 いったいなんだろう。どうしてもオッパイに視線が向いてしまう。


 まさか、このあとラッキースケベ的なハプニングが巻き起こるのだろうか。

 いきなり期待に胸がワクワクしてきた。



『トロロー、おめでとう✨😜✨✨💕』

 無邪気な小悪魔みたいに微笑んだ。

 


「ええェ、誕生日がですか。どうも……」

 嬉しくてペコリと頭を下げた。


 そう言えば、あとほんの数分経過すればバースデーだ。


 こんな圧倒的な美少女が相手をしてくれるのなら、少しくらいフライングしても構わない。



『トロローが、101日後に死ぬことが決定したわ!!

 宜しくゥ……✨😜✨✨』

 まるで深夜のテレビショッピングのような軽いノリだ。



「えッええええええェーーーー……😳💦

 何だってェェェ〜ーーーー……!!」

 ボクは深夜だと言うことも忘れて大声で叫んでしまった。



「うゥ……!!」通行人のサラリーマンがギョッとして僕たちの方を見た。


 それは仕方がないだろう。なにしろジルは魔女ッのようなコスプレだ。


 しかも肌の露出が激しい。オッパイを見せる気、満々なコスチュームだ。



「あ、あのですねえェ……😓💦

 ジョークにしても笑えないですよ」

 101日後に、ボクが死ぬなんて。




 映画が、爆死した『100ワ○』じゃあるまいし……。



 





 彼女との出会いは、ついさっきのことだ。








 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚






 二十歳の誕生日、前夜……。


 



 もう十分もしないウチに、七月二十日だ。

 ボクは、二十歳のバースデーを迎える。



 取り立てて何もない。いつもと変わらない日常生活が続くだけだ。

 


 ようやくバイトが終わり家路に着いた。

 



 ボクの名前は、明日葉あしたは友朗トモロウ



 蟹座のAB型、一時間後には二十歳になるごく普通の草食系大学生だ。




 陰キャでアイドルヲタなので、御多分に漏れず童貞チェリーボーイだ。



 もちろんこの歳まで彼女なし。哀しいが、今夜のバースデーも寂しく一人で祝うしかない。



『ブゥゥン……✨📳✨✨』

 不意に、スマホのバイブ音が響いた。


「ン……?!」

 着信画面を確かめると非通知と表示されていた。



 だが、こんな深夜に電話なんてアイツ以外考えられない。



「もしもし……」辺りを気にして電話を繋いだ。



『よォ……、オレオレ!!』

 妙に、馴れ馴れしく明るい声だ。

 やはりこの声は、幼馴染みで親友のジョーダンだ。



「なんだよ。オレオレ詐欺か。小学生かよ」

 こいつとは小学校からの幼馴染みの親友だ。


 家も近所だったので腐れ縁と言うヤツだ。




『よォ……、ハッピーバースデー♬♪♬』

 いきなりジョーダンは歌い始めた。


「いやいや、明日だよォ!!」と言っても、あと数分もすれば誕生日だが。



『おめでとう!! これでトロローもようやく二十歳だな!!』



「トロローッて呼ぶな!! 友朗トモロウだよォ!!」

 小学校の頃から幼馴染みのジョーダンには『トロロー』と呼ばれていた。



『ケッケケェ……!! これで、トロローも晴れて魔法使いになれるッてワケだ!!』

 嬉しそうに電話の向こうで




「えェ……😒💦 魔法使いに……?」

 なにをジョーダンはワケのわからない事を言っているのだろうか。








☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚

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