第31話 悪魔ではない、悪の王だ
『我は最強の悪、ラシャク也。今すぐ跪け英雄よ』
リュウトとラシャクと言う悪魔の重なった声が響く。
「悪魔…だと……」
ガデルはラシャクが悪魔だと思い恐れおののく。
『悪魔?あのような下賎な物と同等にするな。我は悪の王だ‼』
悪の王 ラシャク
それが正体だった。
『近頃の地上世界では、半端な正義が蔓延しておる。我はそんな世界が嫌なのだよ』
ラシャクは続ける。
『故に我は正義を滅ぼす。半端な悪も正義も要らぬ‼我が悪だ!!!!』
『ラシャク、話は終わりだ。とっととやるぞ』
リュウトはそう言う。
『なんのために命を犠牲にしてまでお前を呼び出したと思っている』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます