絶対に勝てないスキルを持っているが、使い方を変えれば絶対に負けなくなったんだが?

サーモンエビマヨピーマン寿司

第1話 絶対に勝てない青年

とある冒険者ギルドの酒場で、


「テツト!てめえは首だ!」

と、一人の冒険者が首を言い渡されていた。


「ま、待ってくれよ!今までだって一緒に頑張ってきたじゃないか!!」

テツトと言う17歳の青年は言った。


「はぁ?俺達はもうAランクになったんだぞ?お前のランクは何だ?言ってみろ。」


「Eランクだけど…」


この世界の冒険者にはランクがある。

下からE→D→C→B→A→Sとある。

Cランクを超えれば中級者、Aランクを超えれば上級者だ。

そして、テツトと呼ばれた青年は一番低いEランクなのだ。


「お前がいつまで経ってもEランクだから俺達のパーティーランクが一向に上がらねえんだよ!!」

と、パーティーリーダーの美青年カイラ。年齢は19歳の美青年だ。


「そうよ。この際だから、はっきり言うけど足手まといなのよ。ランク的にも実力的にも。」

と、はっきりと言った、メンバーの魔法使いのイリス。年齢は18歳の美少女だ。


「こんなのが兄なんて…一生の恥です。縁を切ってください。」

テツトに絶縁を迫るのはテツトの義妹。ルミア。年齢は16歳でこちらも美少女だ。


「ん。邪魔。」

淡白に言ったのは、回復術士のシエラ。年齢は17歳で無表情の美少女だ。


「な、なんでだよ!?みんな!どうしちまったんだよ!?」


「お前がなんと言おうが、これはパーティーの全員で決めたことだ。とっとと消えろ。」


そしてテツトはパーティーを首になった。

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