二層準備①

「パパー索敵すげー役に立ったありがとう。なかったらやられてたわ。」

「そっかそれは良かった。」

「最初は何を選んだんだ?」

 父の言っているのは最初に選んだのはお金か装備系かスキルかどれなんだということだろう。


「スキルだよ、名はパワフルキラーで、こいつは自分より上のレベルの相手に対し強くなれるものなんだと。」

ほーんと父

「これからこちらの魔法を継承してもらう。」

名をスパーク呼ぶ。A《エース》家の代々受け継がれし秘伝の魔法だ。この家系は一人で結構活動している。上がるたびにまだか、まだかと探求していたがここで終わりだ。


「では頼む。」

 ああ、やってやる。だが

継承する時、体の一部を取られる。俺の父は右腕と引き換えにスパークを手に入れた。


 魔法に関しては魔法陣を描いて呼ぶ。

 事前に描いてくれた魔法陣の上に立つ。



 形の無い何かが足から全身に伝わる。


 形の無い何かが絡まる。気持ちが悪い。


「な、なんだよこれぇ!!」


 どうする、どうする、


 意志の固い気持ちはとうに消え去り、

 とにかくここから出たくなる気持ちの悪さだ。その時


「うぉ!うぉーーぁあ!」


 息が詰まった。全身に絡まった何かは左腕に集中し始める。

 まさか、まさか、


「俺の左腕を取るつもりかよぉぉ!やめろ、おい!おい!やめろ!やめろって

  いってんだろぉぉぉぉ


 」



 取られた。は?あっけな、左腕がない

 血は流れていない。そして痛みも引いている。取られている時はもちろん引きちぎられる痛みを覚えた。だが今は痛みがないのだ。


 何もかもが父から聞いたことだ。

 その時はパニックになる。

 とても痛いからだ。


「凄すぎる。思い出したくない痛みだな。」





斯くして魔法は継承された。

常時発動と言ってもmpが1分100も使う。

mp0の時使うと魔力枯渇で倒れてしまう。

だから魔力結晶で足す必要がある


ここは100×100メートルの広場。防音の魔法がかけられている。魔力を一時的に増やす、魔力結晶を口に咥える。もう左腕はない

右手に鍵を持ち唱える。


"吼えろ雷"

"unlock(アンロック)"


右手に持つ鍵を回すカチリと音を立てるとともに、バチバチと音を鳴らし迸る(ほとばしる)


なんと頼もしい。

激しい波動と風が吹く

なのだが、


「っっすー、痛!」

雷全身に伝わるなんて聞いてねーー!





魔法鍵それはこの世に六つある。

空(くう)


これらの鍵を使えばそのものの操作ができる。鍵は心の中に収納可能。奪取可能。

心がどこにあるかはその人の考え次第。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここまで読んでくれてありがとうございます。

パワフルキラーがあくまで主役です。

主役にしたいですが、これから層を上がっていく中でパワフルキラー、痛覚無効、剣だけで足りるのか?と思いました。なので鍵を追加しました。パワフルキラーがsになるまでの助けになるのは鍵しかない。


読みやすくしたいと思い、このように改行しています。読みにくいとなれば変更するかもですがなるべく変えたくないです。


おもしろいと思ってくれれば幸いです。

ではまた、

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